【研究分野】生涯発達看護学

【研究領域課題番号】25670981 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

小児ICU / ストレス / コミュニケーション / 両親 / 看護師 / 質的研究 / 小児集中治療室（PICU) / 医療者 / 米国 / 小児集中治療室（PICU） / 国際情報交換 / アメリカ：イギリス

【研究成果の概要】

小児集中治療室（PICU）で働く看護師35名と，子どもがPICUに入院中の両親27名のインタビューデータの分析から，以下の結果が見出された。両親の主なストレス源として，面会時間の制限，医療者の説明の不十分さ，医療者への不信，子どものケアへの不信感，病棟の雰囲気の悪さ，自分にできる事がないという無力感があった。一方，看護師側のストレス源としては，一人前に働けないこと，病棟の雰囲気の悪さ,チームとしての働き方の問題，やりがいの得られなさ，医師との関係，両親との関わりがあった。

【研究種目】挑戦的萌芽研究

【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31

【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)

【研究分野】生涯発達看護学

【研究領域課題番号】21390592 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

ターミナルケア技術 / 小児看護 / 看護師 / ストレス / 子ども / 家族 / ストレス緩和 / 小児がん / ターミナルケア / 国際情報交換 / 英国 / 医療者 / 小児医療 / 小児看護学

【研究成果の概要】

本研究を通して看護師は，ターミナル期に死の時期の予測，家族が子どもの病状の悪さを受け入れるための働きかけ，子どもと家族の希望を実現するための支援，よい思い出を残すための関わり，適切な環境を作るための情報共有，周囲の子どもの死の教育，入院時期の判断という技術を用いていることがわかった。くわえて，ターミナルケアを行う中で，実践能力に関わるストレスと，自分が思い描く看護が実現できないことによるストレスが生じる可能性のあることがわかり，ケア目標の適切さの吟味，ストレスの自覚，チーム内での発見とサポート，専門家によるサポートをはじめとする支援体制作りの必要性が示唆された。

【研究種目】基盤研究(B)

【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31

【配分額】9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)