インスリン抵抗性及び炎症のバイオマーカーとしての非コレステロールステロールの検討
【研究分野】病態検査学
【研究キーワード】
非コレステロールステロール / インスリン抵抗性 / 炎症 / バイオマーカー / 動脈硬化
【研究成果の概要】
マウスを用いた基礎研究では、ステロール代謝経路に同じ操作を加えても個体の状態によりインスリン抵抗性や炎症に対する効果は異なるものの、飽食状態である現在人を反映するモデルでは、内因性ステロール合成亢進はインスリン抵抗性を悪化させ、外因性ステロール吸収亢進は炎症性サイトカイン低下をもたらすことが判明した。臨床横断研究では、ラノステロールがインスリン抵抗性・炎症と正相関し、外因性/内因性ステロール比がインスリン感受性と正相関する可能性が示唆された。両研究結果を合わせると、肝臓でのステロール合成マーカーはインスリン抵抗性・炎症と正相関し、吸収/合成比はインスリン感受性と正相関する可能性が示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
蔵野 信 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 助教 | (Kakenデータベース) |
原 眞純 | 帝京大学 | 医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)