ランタノイド金属イオン錯体の論理的分子設計による生体内可視化プローブの開発
【研究分野】物理系薬学
【研究キーワード】
分析科学 / 分子認識 / 薬学 / 有機化学 / イメージング / MRI / 蛍光 / 低酸素 / ランタノイド
【研究成果の概要】
本研究において、ランタノイド金属イオン錯体の持つ優れた化学的特性を生命科学研究に応用することを目的に、低酸素環境や動脈硬化といった病態の可視化を目指した(1) MRIプローブおよび(2) 蛍光プローブといった2つのモダリティに対応した可視化プローブを論理的分子設計によって開発することを行った。これまでに、低酸素環境を認識してMRIシグナルが変化する機能性MRI造影剤や動脈硬化巣に集積・可視化するMRIプローブの開発、さらには、各種蛍光プローブなどの開発にも成功している。生体内における異常な低酸素状態はがんをはじめとする様々な疾患に関与し、一方、動脈硬化の早期発見は極めて重要である。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】26,390千円 (直接経費: 20,300千円、間接経費: 6,090千円)