臨床検体を用いた顕微質量分析法による消化器癌特異的代謝機構の可視化と解析
【研究分野】外科学一般
【研究キーワード】
顕微質量分析イメージング / メタボローム解析 / バイオマーカー / 質量分析イメージング
【研究成果の概要】
本研究はヒト肝細胞癌・胆管細胞癌の臨床検体組織に対して、新たに開発されたマトリックス支援レーザー脱離イオン法顕微質量分析イメージング(MALDI-IMS)を用いて代謝中間体の組織空間的プロフィールを検証することにより、悪性腫瘍に特異的な代謝産物の同定、バイオマーカーの検索、新規PET診断プローブ開発、新たな組織臨床病理検査への応用、新薬の開発を目指した。しかし、十分な検体の確保が困難であったため、現在肝癌患者より周術期に尿・血液検体を採取し、現在メタボローム解析を行っている。これにより、肝癌のバイオマーカー同定を目指している。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)