【研究分野】無機化学

【研究領域課題番号】24685010 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

自己組織化 / 生体分子インターフェース / 球状錯体 / 生体分子 / パラジウム / 分子認識 / 糖鎖 / 超分子錯体 / 生体機能関連化学 / 分子の認識及び相互作用

【研究成果の概要】

数ナノメートルの球状錯体の内面／表面を生体分子で覆い，高度に構造制御された生体分子クラスターを合成し，その特異な相互作用の発現を開拓した．錯体上に整然と，高密度に生体分子が集積した分子を合成し，その構造を詳細に決定した．無機物質や生体高分子を対象に，従来法では到達できない分子スケールでの「面」の分子認識を達成した．個々の弱い相互作用が集積効果によって増幅され，構造と機能が分子レベルで明瞭に相関する新しい分子システムを開発できた．

【研究種目】若手研究(A)

【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31

【配分額】26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)

【研究分野】無機化学

【研究領域課題番号】21685007 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

超分子錯体 / 自己組織化 / 錯体 / ユビキチン / 中空カプセル / パラジウム / 球状錯体 / ペプチド

【研究成果の概要】

自己集合を利用した、数ナノメートルと非常に大きく、しかし構造に分布がない人工分子の合成に成功し、世界最多成分である72成分からなる球状錯体を得た。この錯体は多成分からなるために非常に安定で、生体分子を連結することができた。大きな錯体分子であることに着目し、タンパク質を1分子だけ閉じ込めた錯体や、ペプチド鎖またはDNA鎖を高密度に連結した錯体を合成し、独自の分子構造の特徴を活かした機能発現を実現した。

【研究種目】若手研究(A)

【研究期間】2009 - 2010

【配分額】27,690千円 (直接経費: 21,300千円、間接経費: 6,390千円)

【研究分野】合成化学

【研究領域課題番号】19205012 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

自己組織化 / ナノ空間 / 反応制御 / パラジウム / 光反応

【研究成果の概要】

本研究では、自己組織化中空錯体の内部空間を反応場とする新規かつ特異的な反応の創出に取り組んだ。具体的には、(1)直径数ナノメートルの広い内部空間をもつ新たな中空錯体の自己組織化構築、(2)錯体の内面にさまざまな官能基を導入して、目的の反応に適した反応場の設計、(3)自己組織化空間を利用した通常では進行しない新規反応の探索、(4)通常の条件下では合成・単離不可能な不安定化合物の合成と解析の4項目遂行した。

【研究種目】基盤研究(A)

【研究期間】2007 - 2009

【配分額】47,710千円 (直接経費: 36,700千円、間接経費: 11,010千円)