口腔癌再発を導く骨髄CD11b+単球細胞の分化機構とその役割
【研究分野】外科系歯学
【研究キーワード】
がん微小環境 / 再発 / 血管形成 / 癌 / 血管新生 / 腫瘍微小環境 / 癌再発 / がん再発
【研究成果の概要】
本研究では、放射線照射後に再発する口腔扁平上皮癌において誘導される骨髄由来CD11b+細胞がどのような分子メカニズムにおいて腫瘍内に引き込まれ、血管を形成し、さらには再発を促進しているかについて、解析を行ってきた。またヒト臨床検体を用いた免疫組織学染色において同一患者より採取した未治療と放射線治療後の再発腫瘍において解析したところ、再発腫瘍において有意にCD11b細胞とCD206細胞の含有率が高いことがわかった。これまでの結果から放射線照射後の口腔がんにおいて腫瘍内に誘導された骨髄CD11b+単球細胞がM2マクロファージに分化し血管の再形成を誘導することで再発が促進されていることが示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
藤内 祝 | 横浜市立大学 | 医学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
谷口 英樹 | 横浜市立大学 | 医学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)