NFーkB欠損マウスでの骨代謝のカップリング機構の破綻と破骨細胞前駆細胞の役割
【研究分野】整形外科学
【研究キーワード】
骨芽細胞 / 造血幹細胞移植 / マクロファージ / 炎症 / 骨代謝 / 放射線 / 造血幹細胞ニッチ / NF-kB / 炎症性サイトカイン / オステオマック
【研究成果の概要】
マウスに骨髄移植を行うと、何もしていない同週齢のマウスに比べ、骨芽細胞数の減少に伴い2次海綿骨が著しく減少する。転写因子NF-kBのRelAを欠損した胎児肝臓細胞を造血幹細胞として移植したマウス(RelA欠損型移植マウス)では、更に骨が減少し骨訴訟症になる。このマウスの骨髄では、異常な活性化状態の炎症性のマクロファージが存在し、組織修復性マクロファージが減少していた。RelA欠損型移植マウスに野生型マクロファージを移植すると骨粗鬆症は回復する。RelA欠損型移植マウスでは、マクロファージの異常により放射線照射からの骨芽細胞のダメージを回復できないために骨粗鬆症になると考えられる。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
土井 貴裕 | 独立行政法人理化学研究所 | 生体情報統合技術開発チーム | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)