子宮体癌におけるmiRNA治療薬の開発および診断への応用
【研究分野】産婦人科学
【研究キーワード】
miR-34b / 子宮体癌 / エピジェネティクス / DNAメチル化 / パクリタキセル
【研究成果の概要】
microRNAは、癌の発症・進展・薬剤耐性とも大きく関わることが明らかになっている。我々は、子宮体癌においてエピジェネティックに発現抑制される癌抑制型microRNAとしてmiR-34bを同定し、さらにmiR-34bと抗癌剤の併用による抗腫瘍効果を検討した。
3種の子宮体癌細胞株に対しパクリタキセルを作用させた時は、全ての細胞株においてmiR-34b添加時に細胞生存率の低下が認められた。また、HEC-1Bをヌードマウスの皮下に移植後、28日目にはパクリタキセル+miR-34b群は他の群に比し有意に腫瘍径の縮小が認められた(P<0.05)。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)