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皮膚
に関するサイレントキーワード
創傷
が含まれる科研費採択研究2件
皮膚
に関するサイレントキーワード
創傷
が含まれる科研費採択研究 2件
レーザーマイクロダイセクションを用いたマウス胎仔
皮膚
再生の分子機構の解明
【研究分野】形成外科学
【研究領域課題番号】
25293363 (KAKENデータベースで見る)
【研究キーワード】
皮膚
/ 再生 / 胎仔 /
創傷
/ 再生医療 / レーザーマイクロダイセクション / マイクロアレイ
【研究成果の概要】
哺乳類の胎仔の
皮膚
に実験的に傷をつけても、胎生期のある時期までは傷は素早く、そして瘢痕を残すことなく治癒し、
皮膚
は完全に元通りに再生する。われわれは、胎生13日までのマウス胎仔の
皮膚
に
創傷
を作成しても完全に再生するが、胎生14日以降の胎仔は再生せず傷跡を残すことを発見した。これをもとに、組織切片からレーザーマイクロダイセクションを用いて、胎生13日と15日の
創傷
部の表皮、真皮別にRNAを採取して、正常
皮膚
と比較することで、胎仔
皮膚
再生のメカニズムに迫った。
【研究代表者】
貴志 和生 慶應義塾大学 医学部 教授
(Kakenデータベース)
【研究分担者】
久保田 義顕
慶應義塾大学
医学部
教授
(Kakenデータベース)
林 瑠加
慶應義塾大学
医学部
助教
(Kakenデータベース)
荒牧 典子
慶應義塾大学
医学部
講師
(Kakenデータベース)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
間葉系幹細胞移植による
皮膚
創傷
の瘢痕化抑制
【研究分野】形成外科学
【研究領域課題番号】
17591883 (KAKENデータベースで見る)
【研究キーワード】
山間葉系幹細胞 /
皮膚
/
創傷
/ 癩痕 / 形成外科 / GFPラット / Scarless wound healing / 線維芽細胞 / 間葉系幹細胞 / 移植 /
皮膚
切開創 / 瘢痕 / 臨床応用 / GFP
【研究成果の概要】
私たちは間葉系幹細胞(MSC)を
皮膚
創傷
に移植すると瘢痕化が抑制されるメカニズムの解明を行ってきた。ラットの骨髄由来間葉系幹細胞はHGFを発現していて、その結果TGF-β1による線維化が抑制され、瘢痕形成が抑制された可能性が示唆された。MSC移植創の免疫染色では
創傷
治癒の炎症期の炎症細胞浸潤が抑制され、瘢痕形成抑制に寄与している可能性が示唆された。2006年3月からはGFPラットの培養細胞を用いた研究も開始した。その結果、創に移植したGFPラットのMSCは創の肉芽底面と周囲の真皮直下に分布しており、
創傷
治癒に影響を与えていると考えられた。MSCは創に移植されると大部分がビメンチン陽性となり、線維芽細胞様の細胞に分化していると思われた。また、筋線維芽細胞に分化しないことから、瘢痕拘縮抑制に有利に働いていると考えられた。CD31陽性細胞が出現してきていることから周囲の血管形成に何らかの影響を与えている可能性が示唆された。
これまでに、
皮膚
創傷
に対する様々な因子やMSCの作用についての報告は多いが、
創傷
の治癒期間を早める目的の研究が多く、瘢痕を目立たなく治癒させるための研究は胎仔を利用したものに散見されるのみである。形成外科領域ではヒトにおいてScarless wound healingはまだまだ不可能であると考えられてきたが、本研究は、その長年の目標を達成することが目的である。これまでにラットとブタにおいて分子生物学的検討を十分に行ってきており、ヒトにおいても同様の結果が得られる可能性が高いと考えられる。そして、
皮膚
創傷
の瘢痕化を抑制することで先天性疾患の治療や美容形成手術に大きく貢献することが期待される。
【研究代表者】
佐藤 博子 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター) 研究員
(Kakenデータベース)
【研究分担者】
中島 龍夫
慶應義塾大学
医学部
教授
(Kakenデータベース)
貴志 和生
慶應義塾大学
医学部
講師
(Kakenデータベース)
梅澤 明弘
国立成育医療センター研究所
生殖医療研究部
部長
(Kakenデータベース)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【配分額】3,500千円 (直接経費: 3,500千円)