トランスレーショナル・リサーチを担う人材育成としての大学院教育の検討
【研究分野】医療社会学
【研究キーワード】
トランスレーショナルリサーチ / 大学院 / シラバス / 非医学系 / トランスレーショナル・リサーチ / 標準シラバス / 教育
【研究成果の概要】
基礎研究を臨床応用するトランスレーショナルリサーチ（TR）を担う人材は、世界的にnon-MD博士号取得者が中心となっている。国内の医療関連大学院のシラバスを調査したがTR教育はまだ不十分と考えられた。海外の状況も調査し、TR開発としてどのように基礎研究成果を臨床応用するかについて（コンセプト、関連法規制、具体例、開発経路等）、知財、起業教育が重要と考えられ、これらを中心とした大学院教育で必要と考えられる教育項目を策定した
【研究の社会的意義】
本研究においては、全国の医歯薬看護系及び医工学系の大学院のTR 教育の実情を調査し、また、海外の状況と比較することによって、今後日本のTRとしての医療開発を担う人材の育成、あるいは研究者として開発マインドを養うために必要となる教育項目、シラバスとして取り入れるべき講習内容を取り纏め、医歯学系だけでなく、薬看後系及び医工学系においても大学院教育に資するものを作成することを目的とする。医療開発においてはTRに基づくものが主流となってきているが、特にnon-MDを対象として教育を行うことができることになると今後の開発に特に有益と考えられる。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)