周術期医療に関する大規模データベースの構築とデータ解析
【研究分野】医療社会学
【研究キーワード】
周術期医学 / 医療安全 / 医療情報 / データベース
【研究成果の概要】
本研究の目的は、周術期インシデントの全国調査を電子化し、大規模データベースを構築・運用することを通して、医療における安全体制確保に寄与するITインフラストラクチュアおよびその利活用の具体例を提示することにある。特に外科手術の周術期成績を全国規模で施設横断的にデータ収集、解析する点で、外科領域のベンチマーキングとなる資料の提供を目指す。また、これまでにない大規模データを従来の統計処理手法とデータマイニング等の新手法を用いて解析し、結果を提供することにより、エビデンス創出、クリニカルインディケータ選定、ガイドライン作成に寄与する。
本研究によって、周術期の大規模データを収集、解析できるデータベースシステムが開発され、そのデータを集計表示するウェブアプリケーションが実装された。また、データマイニングアルゴリズムのように従来の解析手法とは異なる解析法を適用できるデータベースシステムが整備された。
【研究代表者】