電子顕微鏡を用いた植物RNA顆粒の同定と探索
【研究分野】植物分子・生理科学
【研究キーワード】
RNA顆粒 / ストレス顆粒 / P-body / シロイヌナズナ / 植物 / 免疫電顕
【研究成果の概要】
RNA顆粒とはmRNAの輸送、翻訳抑制、分解、低分子RNAの機能発現などの転写後制御を行う構造物であり、RNAとタンパク質からなる細胞質の超巨大複合体である。本研究では植物の細胞質RNA顆粒であるストレス顆粒とP-bodyの免疫電子顕微鏡観察を行った。その結果、RNA顆粒はおおよそ100から300 nm程度の直径であり、顆粒内部には繊維状構造が確認された。また顆粒内部では電子顕微鏡で容易に観察できるリボソーム顆粒が排除されていることを明らかにした。本研究は未知であった植物RNA 顆粒の形態を明らかにし、今後の植物RNA顆粒研究の礎を提供した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
渡邊 雄一郎 | 東京大学 | 大学院総合文化研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
豊岡 公徳 | 理化学研究所 | 環境資源科学研究センター | 上級研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)