【研究分野】水産学一般

【研究領域課題番号】22780169 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

生理 / 生体防御 / パターン認識受容体 / 病原体関連分子パターン / 二枚貝 / 自然免疫 / 二本鎖RNA / RNA干渉法 / レクチン / リゾチーム / 生体防御反応 / 血球 / 二本差RNA / 遺伝子発現

【研究成果の概要】

近年、二枚貝にも異物を認識して生体防御反応を誘起するメカニズムが備わっていることが明らかになりつつある。本研究により、ウイルスを表現するdsRNAに対してマガキが血液中の血球数を増加させることが分かった。しかし、この反応は他の二枚貝であるアサリでは見られず、二枚貝の種によって認識メカニズムに違いがあると考えられた。また、dsRNAに対して特段の反応を示さないアサリは、dsRNA導入によるRNA干渉(RNAi)を利用した遺伝子ノックダウンに適した生物と考えられ、アサリを用いたRNAi法の標準化と生理学的研究への応用を試みている。

【研究種目】若手研究(B)

【研究期間】2010 - 2012

【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)

【研究分野】基礎獣医学・基礎畜産学

【研究領域課題番号】21580361 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

生理 / プリオン蛋白 / プリオン蛋白遺伝子 / 腫瘍 / 腫瘍細胞 / 遺伝子発現 / ヌードマウス / 移植腫瘍 / テネイシンC

【研究成果の概要】

腫瘍におけるプリオンタンパク質(PrP)の機能解明を目的として、ヌードマウスおよびテネイシンC(TNC)遺伝子欠損型ヌードマウスに移植した各種腫瘍におけるPrP遺伝子の発現について解析を行った。ヌードマウス移植腫瘍におけるPrP遺伝子発現レベルは細胞株によって様々であった。本研究では移植腫瘍実質および間質におけるPrP遺伝子発現の影響について、初めての情報を提供した。PrPの機能を解明する上で、本研究が提供した情報は有用であると考えられる。

【研究種目】基盤研究(C)

【研究期間】2009 - 2011

【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)

【研究分野】植物栄養学・土壌学

【研究領域課題番号】19780048 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

植物成長 / 生理 / 鉄 / ムギネ酸類 / 遺伝子発現 / 転写因子 / シスエレメント

【研究成果の概要】

イネ科植物の鉄欠乏に応答して遺伝子の発現を引き起こすシスエレメントIDE1とIDE2に結合する転写因子の検索とそれらの解析を行った。IDEF1とIDEF2、二つの転写因子を単離・同定することに成功した。また、鉄獲得に重要な転写因子IRO2も単離した。これらの転写因子を用いて鉄欠乏耐性の組換え植物を作成した。DEF1、IDEF2、OsIRO2が鉄欠乏応答に関与する多段階の遺伝子制御ネットワークを担うによって鉄欠乏応答性と耐性を制御することを明らかにした。

【研究種目】若手研究(B)

【研究期間】2007 - 2008

【配分額】3,760千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 360千円)