熱帯アジア不良環境下の直播稲作体系改善のための国際研究ネットワーク構築
【研究キーワード】
イネ / 直播稲作 / 直播栽培 / 気候変動適応
【研究成果の概要】
コロナ禍において、熱帯アジアではロックダウンによる厳しい外出制限がかけられている地域もある。オンラインによる共同研究展開には限界があり、不良環境の直播稲作地帯への現地調査や現地試験に制限が生じた状況は大きく改善されなかった。そのような中、国際共同研究ネットワーク構築と強化をオンラインベースで進めることにエフォートを割いた。ACSAC10(アジア作物学会国際会議;オンライン開催)において、本研究プロジェクトによって構築した直播稲作研究ネットワークを活用して、中国・オーストラリア・インド・フィリピン、そして日本の5カ国からの研究者を招待し、アジア・オセアニア圏の直播稲作の研究課題と技術革新、そして社会実装に向けた研究課題についてセッションをオーガナイズし、議論を行った。セッションにはミャンマー、インドネシア他熱帯アジアからの参加もあり、のちに多くのフィードバックを得て、直播稲作の国際的な研究基盤をさらに強化することが出来た。また、熱帯アジアにおける直播水稲栽培の現地共同研究を一部で再開し、東ティモール国において展開される水稲直播栽培の実態と生産課題の調査、生産力調査を行った(当該国において直播稲作の栽培研究が実施されるのは初めてである)。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中島 大賢 | 北海道大学 | 農学研究院 | 助教 | (Kakenデータベース) |
深野 祐也 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科(農学部) | 助教 | (Kakenデータベース) |
藤田 大輔 | 佐賀大学 | 農学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2018-10-09 - 2023-03-31
【配分額】18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)