ガングリオシド結合性ペプチドを用いた新規ドラッグデリバリーシステムの開発
【研究分野】医用生体工学・生体材料学
【研究キーワード】
ペプチド / リポソーム / 細胞内導入 / エンドサイトーシス / フローサイトメーター / 共焦点レーザー顕微鏡 / 脂質ラフト / ガングリオシド / 糖鎖結合性ペプチド / 糖鎖認識 / 細胞透過性ペプチド / カベオラ
【研究成果の概要】
細胞標的性のドラッグデリバリーシステム(DDS)の設計として、エンドサイトーシス経路を制御した細胞内導入を達成するペプチドの開発を行なった。そのために、細胞膜に存在するガングリオシド(GM3およびGM1)に結合するペプチドをファージライブラリー法で探索して、細胞認識素子として用いた。それらペプチド提示リポソームおよびペプチド修飾タンパク質を作製して、細胞内導入機構や細胞内局在などの評価を行なった。その結果、ペプチド特異的な細胞内導入が達成され、ラフト/カベオラ介在型のエンドサイトーシスにより細胞内に取り込まれることが明らかとなった。これにより新たなDDSの素材の開発を行なった。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)