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人工細胞
に関するサイレントキーワード
タンパク質合成系
が含まれる科研費採択研究1件
人工細胞
に関するサイレントキーワード
タンパク質合成系
が含まれる科研費採択研究 1件
Whole-in-oneシステムによる生命の創成
【研究分野】生物・生体工学
【研究領域課題番号】
12875152 (KAKENデータベースで見る)
【研究キーワード】
人工細胞
/ バイオシステム /
蛋白質合成系
【研究成果の概要】
大腸菌の
蛋白質合成系
に関与する可溶性の蛋白性因子(開始因子、伸長因子、終結因子、アミノアシル合成酵素等)の31種類の因子をクローニング、大量発現、精製を行った。さらに、リボソームも極めて純度のものを単離し、また80種類のtRNAを含む画分を調整した。これらの170種類の分子種から再構築することにより、蛋白質合成活性をもった
蛋白質合成系
(PUREシステム)の作製に成功した。PUREシステムは、1mlあたり0.2mgの蛋白質の生産が可能であった。現在生体外
蛋白質合成系
または無細胞
蛋白質合成系
と称されているものは、すべて細胞を破砕した抽出液に過ぎず、真の意味での生体外
蛋白質合成系
は申請者の本システムがはじめてである。このシステムは、蛋白質分解酵素や核酸分解酵素を含まず、また実験者がその反応を自由に制御できる点で、大変優れた遺伝子発現システムの構築に成功したといえる。このシステムにより、MS2やQβなどのファージを創製することを試みたが、感染能を有するファージを造り出すことはできなかった。同時の並行して、大腸菌の抽出液を用いたシステムでは、感染能を有するファージが生産された。このことから、こうしたファージのアセンブリーには大腸菌由来の蛋白質が関与していることが、示唆された。
【研究代表者】
上田 卓也 東京大学 大学院・新領域創成科学研究科 教授
(Kakenデータベース)
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2000
【配分額】2,200千円 (直接経費: 2,200千円)