【研究分野】船舶海洋工学

【研究領域課題番号】26249133 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

北極海 / 海氷予測 / 現場観測 / 衛星リモートセンシング / 数値モデル / マイクロ波放射計 / 海氷漂流速度 / データ同化 / 海氷 / 予測 / 観測

【研究成果の概要】

屋外実験やサロマ湖、北極海・南極海での現地観測を行い、可搬型マイクロ波放射計を用いたマイクロ波帯の放射・散乱・反射特性を測定した。それにより、衛星リモートセンシングの海氷厚アルゴリズムを改良した。加えて、人工衛星搭載のマイクロ波放射計データを用いて毎日の正味海氷増加・減少面積のデータセットを作成し数値モデルの検証に用いるとともに、北極海における海氷変動メカニズムの解析を行った。
数値モデルに観測データを取り込むこと（データ同化）により、北極海航路域の海氷短期予測と北極海全域の海氷季節予測の精度が改善され、風、海氷、亜表層水が予測精度に重要な役目を果たしていることが示唆された。

【研究種目】基盤研究(A)

【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31

【配分額】37,310千円 (直接経費: 28,700千円、間接経費: 8,610千円)

【研究分野】環境動態解析

【研究領域課題番号】20221001 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 / 熱塩フラックス / ケープダンレー / 海洋熱塩循環 / 氷床海洋相互作用 / 海氷生成 / オホーツク海 / 中層循環 / 係留系 / 北極海

【研究成果の概要】

海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリンクしていることを明らかにし、中深層循環弱化の可能性を指摘した。

【研究種目】基盤研究(S)

【研究期間】2008 - 2012

【配分額】211,120千円 (直接経費: 162,400千円、間接経費: 48,720千円)