細胞内シグナルの多次元情報を獲得するマルチカラーバイオセンサー開発
【研究分野】生物分子化学
【研究キーワード】
蛍光タンパク質 / グルコース / バイオセンサー / バイオイメージング / GFP
【研究成果の概要】
蛍光タンパク質を基盤とした遺伝子コード型単色のセンサーの開発に成功した。本研究課題により細胞内情報伝達物質であるcGMP、cAMP、代謝関連物質であるATP、グルコースの細胞内動態をリアルタイムで可視化できるようになった。これらのセンサーは緑、赤、青などの蛍光色をもっており、複数の分子の同時可視化へ適用できることから、相互作用や階層的機能相関を明らかにできるようになった。
【研究の社会的意義】
これまで単色で可視化できる遺伝子コード型センサーの種類は少なく、マルチカラーイメージングによる複数分子の同時解析は困難であった。本研究課題で開発した、cGMP、cAMP、ATP、グルコースのセンサーはマルチカラーイメージングに適用できるため、学術的意義は大きいと考えられる。また、センサー開発過程で蓄積したノウハウにより、以前よりシステマティックにセンサー開発ができるようになった。センサーは社会生活のさまざまな場面で利用できるため、センサーが自由自在に作出できることは社会的意義も大きい。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
坪井 貴司 | 東京大学 | 大学院総合文化研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
上田 宏 | 東京工業大学 | 科学技術創成研究院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)