【研究分野】材料加工・組織制御工学

【研究領域課題番号】15H04151 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

ラスマルテンサイト / バリアント選択 / 局所変形挙動 / フェーズフィールド / せん断型変態 / PTMC / 塑性緩和 / デジタルホログラフィック顕微鏡 / マルテンサイト / 変形機構 / 組織制御 / 強度特性 / 格子不変変形 / その場観察 / Phase-Field法 / マルテンサイト変態

【研究成果の概要】

次世代の超高強度鋼の高延性化を実現する上では，マルテンサイトの最大の弱点であるひずみの局所化現象を抑制する新たな指導原理の構築が必要である。本研究では，まず組織制御の観点から，高配向性マルテンサイト組織という新たな組織を実現する，Ms勾配を利用した組織制御が可能であることを明らかにした。次いで力学的観点から，マルテンサイト組織で顕著に現れるひずみの局所化現象を引き起こすメカニズムの詳細を明らかにした。

【研究種目】基盤研究(B)

【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31

【配分額】16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)

【研究分野】材料加工・組織制御工学

【研究領域課題番号】26709054 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

組織制御 / マルテンサイト変態 / 鉄鋼材料 / オーステナイト / その場観察 / 結晶方位解析 / 強度 / 延性 / マルテンサイト / 相変態

【研究成果の概要】

革新的な強度・延性バランスを可能にする3次元連続構造を有するマルテンサイト／オーステナイト複相鉄鋼材料の創成を目指すため，その形態制御および特性向上における指針を構築することを目的とした。マルテンサイト変態初期における組織形成過程をその場観察することで，固溶炭素量つまりオーステナイトの降伏応力によって組織形成過程が異なることを示した。オーステナイトを安定化させるため，炭素拡散を促進するプロセスを構築し，オーステナイト中の炭素濃度分布を均一にすることで加工誘起変態を高ひずみ域まで拡張した。さらにEBSDによるその場観察によって加工誘起変態挙動の影響因子について検討した。

【研究種目】若手研究(A)

【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31

【配分額】21,450千円 (直接経費: 16,500千円、間接経費: 4,950千円)