【研究分野】教育学およびその関連分野

【研究領域課題番号】17K18613 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

まちづくり / 情報デザイン / ゲーム / 不登校 / 学習支援 / PBL / 都市計画 / 地域保全 / 建築教育 / 保全 / メディア / 教育開発 / 発達障害 / 教育学 / 都市計画・建築計画

【研究成果の概要】

ゲームに打ち込む子どもや若者の関心を高い意欲とスキルとして活用し、実社会と結びついた学びに転換する。本研究では、オンラインものづくりゲームのMinecraftを用いて地域のシンボルとなる建物や街並みを再現・復元するプロジェクト型学習（PBL）を開発した。自治体、教育機関、企業、地域住民等がまちづくりプログラムに対して持つ関心を発見し、産学民官の主体同士が実社会で協働できるプログラムを2地域で実施した。参加者の通信生高校生の主体性のもとにPBL開発を進め、「ゲーム」と「まちづくり・建物保全」に関わる主体が各々の目的を持ちながらゆるやかに協働できる、新しいまちづくり参加のデザイン手法を提示した。

【研究の社会的意義】

本研究の社会的意義は、子どもや若者が持つゲームへの関心を活かし、彼らの新しい学びに転換する点にある。その先に、学びや働き方の多様性があり、自分の特色を強みに変えられるイノベーティブな社会の実現を目指す。
本研究の第一の学術的意義は、建物や街並みをテーマとして「シリアスゲーム」と総称される教育や社会に役立つゲームの用途開発に貢献する点にある。第二の学術的意義は、地域の建物や街並みの保全に非専門家による情報デザインを取り込む点にある。ゲームを通して子どもと地域が対話を重ね「モノ」と「コト」の間で情報をデザインしながらその価値を高めることで、ステークホルダー全体の保全意識を形成していくことが望まれる。

【研究種目】挑戦的研究(萌芽)

【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31

【配分額】6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)

【研究分野】社会システム工学・安全システム

【研究領域課題番号】22710139 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

最適化 / 数理計画 / 時空間領域 / 施設配置問題 / 都市計画 / 都市計画・建築計画 / 交通工学・国土計画 / アルゴリズム / 数理最適化 / 動的モデル / 数量最適化

【研究成果の概要】

施設配置問題は,都市における様々な施設を対象空間にどのように配置すれば利用者や施設経営者にとって望ましいかを追求する問題であり,これまでに様々な研究がなされてきた.本研究では,施設配置問題に時間軸を導入し,時空間的な人の流れを所与とし,施設の配置の決定と同時に望ましいサービス提供時間帯も決定する新しいモデルを開発した.また,基本モデルのいくつかの拡張モデルを考案した.さらに,首都圏鉄道網を対象とし,実流動データを用いて,多くの人がアクセスし易いサービス提供方法の分析を行った.

【研究種目】若手研究(B)

【研究期間】2010 - 2011

【配分額】1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)

【研究分野】都市計画・建築計画

【研究領域課題番号】22760452 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

都市・地域計画 / 住環境整備 / 都市計画 / 市街地整備 / 震災復興 / 地域再生 / 都市計画・建築計画 / まちづくり

【研究成果の概要】

本研究では、首都圏と地方都市の3つの地域を対象に、市街地の変容と近年の市民、行政、民間セクターの取り組みを調査し、地域再生のプロセスについての分析と考察を行った。その結果、密集市街地の地域再生に関して、中心にある市街地の役割と、そこから派生するまちづくりのプロセスを再定義することができた。また、市街地に蓄積された社会的資源が、新たな活動展開や活動拠点の生成を支えていることが明らかになった。

【研究種目】若手研究(B)

【研究期間】2010 - 2012

【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)

【研究分野】都市計画・建築計画

【研究領域課題番号】20760402 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

都市計画 / まちづくり / 市街地整備 / 都市計画・建築計画

【研究成果の概要】

本研究では、2つの研究対象地域において、住環境の持続と地域再生ビジョンというテーマを設定し、市街地の実態調査と居住者への調査等から、それぞれの市街地に固有の変化を把握した。この変化は、中心市街地の社会的位置づけが徐々に低下している実態を示しており、都市中心部における活力という観点だけでなく、コミュニティや居住環境の持続という観点からも、空洞化が進みつつある状況が明らかになった。
また、プロジェクトによる地域再生フィールドの展開可能性について、活動実態の把握と関連主体へのヒアリング調査をもとに、地域ごとに複数の展開手法を抽出した。

【研究種目】若手研究(B)

【研究期間】2008 - 2009

【配分額】3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)

【研究分野】都市計画・建築計画

【研究領域課題番号】18360287 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

都市計画・建築計画 / 公法学 / 建築・開発規制 / 協議調整型ルール / 都市計画 / 建築行政・制度 / 建築審査会 / 異議申立制度

【研究成果の概要】

本研究の目的は協議調整型ルール確立のための不服申立および審査制度のあり方について考察し提言を行うことである。まず理論的な整理に加え海外の類似制度も調査分析した上で不服申立制度の形態を考える上での論点を抽出・整理を行った。次に、日本における建築審査会制度とその不服申立審査機能について、過去の裁決の傾向を分析し、また都市計画専門委員の意見等を踏まえ、現状の問題を把握した。その上で今後の制度のあり方について考察・提言を行った。

【研究種目】基盤研究(B)

【研究期間】2006 - 2008

【配分額】11,990千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 1,890千円)

【研究分野】都市計画・建築計画

【研究領域課題番号】18206064 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

都市計画 / まちづくり / 都市計画・建築計画 / データベース / GIS / 住民参加 / ワークショップ

【研究成果の概要】

本研究の成果は主に次の二点である。1)まちづくりを考えるためのワークショップや社会実験と支援データベースの運動 2)まちづくり支援データベースの完成 1)はまちづくりの協議のプロセスをシナリオ化することで擬似的に体験し、データを蓄積するための社会実験や、ワークショップのコンテンツを蓄積することでまちづくりの支援管理システムとしてのデータベースの活用を行った。2)については、まちづくりアイディアやデータを地図のポイントとリンクする、flashなどを用いたインターフェースのデータベースと、GISを活用したデータベースを作成した。さらに完成したデータベースについてまちづくりデータベースとGISの専門家と意見交換を行い、データベースの今後の可能性と方向性を明らかにした。

【研究種目】基盤研究(A)

【研究期間】2006 - 2008

【配分額】36,530千円 (直接経費: 28,100千円、間接経費: 8,430千円)