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植物
に関するサイレントキーワード
VOC (Voice of Customers)
が含まれる科研費採択研究1件
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が含まれる科研費採択研究 1件
植物
における揮発性化合物受容機構の詳細な解明
【研究領域課題番号】
20K22649 (KAKENデータベースで見る)
【研究キーワード】
揮発性化合物 /
VOC
/
植物
【研究成果の概要】
自然環境下においては、食害を受けた
植物
の周辺に生育している健康な
植物
の食害抵抗性が上昇することが報告されている。近年、食害を受けた
植物
から放出される揮発性化合物によって、周囲の
植物
の抵抗性が誘導されることが明らかになってきた。しかし、揮発性化合物の情報を何らかのシグナルに変換し、応答を引き起こす機構は不明であった。
申請者らのこれまでの研究により、揮発性化合物の一種であるカリオフィレンと転写共役因子が結合すること、この因子がカリオフィレン応答性遺伝子の1つに関して発現誘導に関わることが示された。しかし、生理的な濃度のカリオフィレンが実際にプロモーターへの転写共役因子の結合能を変化させるかは未だ示されていない。また、細胞内や核内へ揮発性化合物を輸送し濃縮する輸送体は不明である。そのため、
植物
における揮発性化合物への応答機構の全容は未だ解明されていないと言える。
そこで本研究では、解析対象をカリオフィレン応答性の遺伝子群へと広げることで、揮発性化合物の受容から遺伝子発現までの正確な経路の解明を目指している。特に、実効濃度に重きを置き、揮発性化合物の輸送を担うと考えられる輸送体に着目している。
本年度は、イメージングによる揮発性化合物への応答の検出のため、タバコの培養細胞であるBY-2細胞のタイムラプス撮影を目指し、ラベルフリーホログラフィック3D顕微鏡システムによる観察の検討をスタートした。
【研究代表者】
永嶌 鮎美 東京工業大学 生命理工学院 助教
(Kakenデータベース)
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2020-09-11 - 2023-03-31
【配分額】2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)