半導体量子ドット2波長レーザによるテラヘルツ波発生
【研究分野】光工学・光量子科学
【研究キーワード】
量子ドット / 2波長レーザ / テラヘルツ波 / 歪保障 / 歪補償 / 外部キャビティ
【研究成果の概要】
本研究では半導体量子ドットを利得媒質として外部共振器レーザを構成し、発振モードを制御することによりテラヘルツ発生が可能な2波長レーザを実現した。量子ドットを用いることで通常起きるモードホップは抑制され、安定的な2波長発振が得られた。2波長発振のモード間隔は2波長レーザを構成するエタロンフィルタの特性を変更することにより、90GHzから1THzまで可変にできることを実証した。これらの2波長発振はマイケルソン干渉計により干渉信号を取ることで、0.09THzから1THzの周波数で振動していることが明らかになった。これらのことから本研究で作製した2波長レーザはテラヘルツ波発生に有用であると考えられる。
【研究代表者】
赤羽 浩一 国立研究開発法人情報通信研究機構 ネットワークシステム研究所ネットワーク基盤研究室 主任研究員
(Kakenデータベース) 【研究分担者】 |
川西 哲也 | 早稲田大学 | 理工学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)