バルク金属ガラスにおけるナノスケール構造変化の直接観察
【研究分野】金属物性
【研究キーワード】
原子 / 電子構造 / 金属ガラス / ナノ構造 / 透過電子顕微鏡 / ナノ結晶化 / ガラス安定性 / バルク金属ガラス / 局所構造解析 / 結晶化過程 / 透過型電子顕微鏡 / 原子クラスター / 準結晶 / ナノビーム電子回折 / 複雑金属間化合物
【研究成果の概要】
高ガラス形成能を有するFe基金属ガラスの結晶化過程におけるナノスケール構造変化について主に透過型電子顕微鏡を用いた研究を行った。その結果、結晶化はいわゆる核生成・成長メカニズムで進行するというよりはむしろ、原子クラスター構造の形成と配列変化により進行し、初期段階には準結晶に類似した構造を形成することも明らかとなった。このような原子クラスターを基本とした多様な安定構造の存在が、ガラス構造の高い安定性と深い関わりがあると推察される。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)