分子間エネルギー移動の効率支配機構の解明に基づく高効率光アップコンバーターの創出
【研究分野】熱工学
【研究キーワード】
光アップコンバージョン / 光エネルギー有効利用 / 分子間エネルギー移動 / イオン液体 / 分子回転運動 / エネルギー移動キネティクス / 新規試料開発・探索 / イオノゲル / マイクロ熱工学 / 光エネルギー高効率利用 / スピン三重項 / 分子運動 / 輸送現象とキネティクス / 光応用工学 / 分子回転ダイナミクス / 三重項-三重項消滅
【研究成果の概要】
太陽光のエネルギーを用いて発電を行う太陽電池や,光合成等の物質変換を行う光触媒等では,各材料に固有な「しきい値波長」より長波長側の部分は未利用であり,エネルギーの損失となっている.これは,材料のバンドギャップエネルギーより低エネルギーの光子群が材料に吸収されないためである.もしこのような未利用な光子群を,変換に利用可能なより高いエネルギーをもつ光子群に変換できれば,この問題を回避できる.このような光子のエネルギーの上方変換を光アップコンバージョン(UC)という.本研究は,UC技術に関し,その効率支配メカニズムの理解を追究し,かつ新規でより高いUC効率を示す材料の探索と開発を行ったものである.
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】23,660千円 (直接経費: 18,200千円、間接経費: 5,460千円)