【研究分野】生物多様性・分類

【研究領域課題番号】21770088 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

深海化学合成群集 / 腹足類 / 分類学 / 分子系統 / 適応放散 / 軟体動物 / 沈木 / 単板類

【研究成果の概要】

深海の熱水噴出孔・冷湧水域の化学合成群集,クジラ骨・沈木などの生物遺骸群集に生息する腹足綱貝類の6系統(ユキスズメ科・ネオンファルス上目・ホウシュエビス上科・ワダツミシロガサ上科・ワタゾコニナ上科・ミジンハグルマ科)について, DNA塩基配列の比較に基づく分子系統樹を構築した.その結果,深海の化学合成生物群集がこれまでの一般的認識より開放的な系である可能性が示された.

【研究種目】若手研究(B)

【研究期間】2009 - 2011

【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)

【研究分野】生物多様性・分類

【研究領域課題番号】18770066 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

進化 / 生態学 / 分類学 / 解剖学 / 進化生態学 / 適応放散 / 両側回遊 / 海底洞窟 / 分子系統 / アマオブネ

【研究成果の概要】

コハクカノコ科の貝類が、1)海底の洞窟から、2)様々な地下水環境を経て、2)地上の淡水河川へ進出したユニークな分類群であるという仮説のもと、同科貝類の自然史解明と系統解析を行った。その結果、暗所から明所という放散過程が確認された一方、地下水を経た地表進出という単純なモデルは否定された。この放散過程には、幼生期の極めて高い分散能力が大きな役割を果たしている可能性が高い。なお研究成果は3つの国際学術誌に掲載された。

【研究種目】若手研究(B)

【研究期間】2006 - 2008

【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 300千円)