犬の気質に関する行動遺伝学的研究
【研究分野】応用動物科学
【研究キーワード】
犬 / 気質 / 神経伝達物質 / 気質関連遺伝子 / 遺伝子多型 / 一塩基置換 / 盲導犬・探知犬 / 行動特性
【研究成果の概要】
同一犬種内における気質の個体差の遺伝的背景を探る目的で,日本古来の柴犬と使役犬としても名高いラブラドールレトリバー種(盲導犬候補個体)に着目し,柴犬では飼い主による気質評価アンケートと,ラブラドールレトリバー種では訓練士による訓練評価記録と,主に申請者らが同定した気質関連遺伝子の多型との関係を解析した。その結果,柴犬では,他人に対する攻撃性とsolute carrier family 1, member 2遺伝子の一塩基多型が,ラブラドールレトリバー種では,活動性と同多型およびcatecholamine-O-methyltransferase遺伝子の一塩基多型が有意に関連していることが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
| 森 裕司 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
| 菊水 健史 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科 | 助手 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【配分額】16,690千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 1,890千円)