【研究分野】物性Ⅱ

【研究領域課題番号】26400328 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

磁気光学効果 / 軟X線 / 自由電子レーザー / 磁性体 / スピンダイナミクス / カー効果 / 共鳴磁気光学カー効果 / スピントロニクス / 高次高調波レーザー / 磁気光学 / 磁性 / レーザー / 放射光

【研究成果の概要】

物質の磁性情報を取得できる磁気光学カー効果(MOKE)について、プローブ光の波長を吸収端に合わせるとカー回転角が通常の可視光測定に比べて何10倍も大きくなることを我々は発見した(共鳴磁気光学カー効果, 共鳴MOKE)。この方法は元素選択性や大きな磁性信号、そして超高速時間分解測定の可能性が高いことから、本研究では分析法としての技術開発を行った。その結果、自由電子レーザーなどの次世代超短パルス軟X線源と組み合わせることで、化合物磁性体の超高速スピンダイナミクスを元素選択的に追跡するができ、さらに厚さ< 1nmのFe超薄膜を含むヘテロ構造体におけるFe スピンのフェムト秒時間分解測定に成功した。

【研究種目】基盤研究(C)

【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31

【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)