【研究分野】環境政策・環境社会システム

【研究領域課題番号】25550105 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

社会的責任投資 / 実験経済学 / 行動経済学 / 経済実験

【研究成果の概要】

本研究では、持続可能な資本主義を支える仕組みとして注目されている社会的責任投資（Socially Responsible Investment：SRI）について、実験経済学的な手法を用いて投資家行動の分析をおこなった。投資家行動を決定づける大きな動機として、利他性、時間選好、リスク選好を想定し、これらがどの程度の影響を投資家行動に与えているかについて経済実験を用いた検討をおこなった。結果として、投資家行動に強い影響を与えているのは利他性とリスク選好であり、利他性が高いほどSRI投資が促されること、また時間選好率が高いほどSRI投資が促されることが明らかになった。

【研究種目】挑戦的萌芽研究

【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31

【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)

【研究分野】環境影響評価・環境政策

【研究領域課題番号】21241013 (KAKENデータベースで見る）

【研究キーワード】

環境と社会 / 社会的責任投資 / CSR / 金融 / SRI / 投資 / 株式 / LCA / 経済実験 / 温室効果ガス / SRI(社会的責任投資) / 行動経済学 / 環境投資 / CSR(企業の社会的責任) / 地球温暖化 / プロスペクト理論 / 投資指標 / 制度設計

【研究成果の概要】

本研究では、金融業、特に投資市場に着目し、環境負荷削減を効率的に行える企業に対して投資を誘導することで、環境負荷削減、企業の経済的インセンティブ、投資家利益を同時に満たす新たな環境投資指標を開発し、この指標を活用して環境負荷削減に資する制度の提案を行うことを目的として研究を実施した。研究の実施は、SRI ファンドの環境パフォーマンス評価、経済実験に基づいた投資意思決定メカニズムの解明、環境投資指標開発の 3 つを実施した。結果として、SRI ファンドの環境パフォーマンス定量化、投資先企業の環境情報が投資意思決定に与えるメカニズムの解明を果たした。また、これらの知見を踏まえ、新たな環境投資指標を開発した。

【研究種目】基盤研究(A)

【研究期間】2009 - 2012

【配分額】41,860千円 (直接経費: 32,200千円、間接経費: 9,660千円)