同性婚の社会学―親密な関係性を全体社会に位置づける現代的プロジェクトの研究
【研究分野】社会学
【研究キーワード】
同性婚 / パートナーシップ / 差別 / クィア理論 / セクシュアルマイノリティ / ヴァルネラビリティ / クリップ・セオリー / 新型コロナウィルス / 家族 / 男性学 / セクシュアリティ / 新しいホモノーマティヴィティ / ネオリベラリズム / パフォーマティヴィティ / クィア・ペダゴジー / 同性パートナーシップ / 社会運動 / 当事者性 / 社会学 / クィア・スタディーズ
【研究成果の概要】
本研究の成果は大きく分けて3点にまとめられる。(A)同性婚や同性カップルのパートナーシップの問題が、カップルを形成する同性愛者以外のセクシュアルマイノリティのおかれた状況をかえって抑圧する可能性があると示したこと、(B)クィア理論の分野で用いられている「新しいホモノーマティヴィティ」概念が同性婚の問題に適用可能であるが、現在の日本の同性カップルをめぐる状況が必ずしも新しいホモノーマティヴィティ概念に完全に合致するものではないことを示したこと、(C)セクシュアルマイノリティの間の不均衡は「家族」という観点から読み解けると示したこと、である。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【配分額】2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)