交代制勤務による生活習慣の変容と心身の変調の因果性及びその生理学的基盤の解明
【研究分野】応用健康科学
【研究キーワード】
ストレス / 身体活動 / 心身の健康 / 交代制勤務 / 栄養 / 疲労 / 睡眠 / 概日リズム / 生活習慣病 / 時間行動科学
【研究成果の概要】
日勤者と交代制勤務者を対象に、習慣的な睡眠時間、睡眠あるいは活動の時間帯の指向性、抑うつ気分、習慣的な各食品群摂取量、行動の抑制性/衝動性、気分、各味に対する食品摂取欲求、食品選択性、唾液性状の間の関連について検討した。
その結果、交代制勤務者において、朝型夜型傾向は、抑うつ気分、食事内容、食品摂取欲求、食品選択性、C反応性蛋白濃度と関連性があることが示唆された。また、行動の抑制性/衝動性は朝型夜型傾向、食事内容、食品摂取欲求と関連することが示唆された。
これらのことから、交代制勤務者において、体内時計の位相後退、体内の炎症、行動の抑制性/衝動性は心身の健康問題を生じる要因であると考えられた。
【研究代表者】