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ワクチンなどの生物学的製剤は一般の医薬品とは異なり、「品質管理において実験動物が用いられることが多い。特に破傷風トキソイドワクチンの有効性を調べる力価試験は、マウスにワクチンを投与（免疫）しておいてから人為的に毒素を投与（毒素攻撃）して耐えるかどうかを指標にした、動物に苦痛を強いる試験法のため、動物に苦痛を与えない防御能試験法開発が動物福祉の観点から望まれている。
本研究では、動物の苦痛を軽減することを目的に、上記試験の「毒素攻撃」の部分を代替できるようなin vitro試験系の開発を目指した。その結果、すぐに実用化できるレベルではないが、in vitro試験系開発の可能性を示す結果が得られた。

【研究連携者】
見理剛	国立感染症研究所	細菌第二部	主任研究官	(Kakenデータベース)
佐藤智典	慶應義塾大学	理工学部	教授	(Kakenデータベース)

【研究協力者】
嶋崎典子	国立感染症研究所	インフルエンザウイルス研究センター	研究員