付属肢の進化・多様性の分子メカニズム
【研究分野】発生生物学
【研究キーワード】
進化 / 昆虫 / 付属肢 / 発生分化 / 発現制御 / 発生・分化 / 変態 / 発規制御
【研究成果の概要】
ショウジョウバエ成虫肢の付節形成過程では、3齢幼虫初期には転写因子BarとDacが隣り合って発現するが、その後、NubやRn、Apといった転写因子のタイムリーな発現によりBarとDacの発現が変化することで5つの付節が形成されることが明らかになった。さらに、カイコ幼虫肢の形成過程では、Nub、Rn、Apなどの転写因子が発現せず、BarとDacの発現が発生初期から変化しないことで付節は1つしかできないことも明らかとなった。これらのことから、上記転写因子の発現のタイミングにより様々な種での付節の数が決定されると考えられる。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)