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千葉大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:千葉大学における「脳機能」 に関係する研究一覧:6件
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発表日:2026年9月25日
1
神経性過食症に対する認知行動療法のメカニズムの解明
―治療効果に関わる脳機能変化と、治療反応を予測する脳機能の探索―
千葉大学社会精神保健教育研究センターの須藤佑輔特任助教、同大子どものこころの発達教育研究センターの平野好幸教授らの研究チームは、神経性過食症に対する認知行動療法(CBT)の治療メカニズムを解明すべく、全国6機関注1)との共同研究によりCBT前後の脳機能を世界で初めて縦断的に解析しました。その結果、①CBTの治療効果は報酬評価や視覚処理に関わる安静時脳機能の変化と関連している可能性、 ②CBTの実施前に身体知覚や認知制御に関わる安静時脳機能が保たれているほど治療効果が得られやすい可能性が示唆されました。本成果は神経性過食症に対するCBTのプログラムの改良に有用な基礎的知見と...
キーワード:精神保健/産学連携/酸素濃度/磁気共鳴/血流/小脳/神経活動/前頭皮質/摂食障害/機能的結合/脳科学/MRI/核磁気共鳴/神経科学/脳機能/CBT/生活の質/認知行動療法/有病率
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学総合生物
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発表日:2026年2月18日
2
うつ病診断と脳機能結合の潜在的な関係構造が明らかに
―機械学習を用いた大規模データ分析による新たな知見―
千葉大学子どものこころの発達教育研究センターの佐々木翼特任研究員および平野好幸教授は、健常者とうつ病患者を対象とした大規模脳画像データを解析し、脳の複数領域にまたがる機能的結合の関係構造を統計モデルにより解析しました。変数間の関係の全体像を捉えるベイジアンネットワーク注1)解析(変数間の関係を有向非巡回グラフ(DAG)注2)で表現する統計モデル)を用いた結果、医師によって診断された「うつ病の有無」が「内省」「注意」「感情調節」に関わる複数の安静時脳機能結合注3)パターンと、他の要因を考慮してもなお残る条件付き依存関係が確認されま...
キーワード:画像データ/統計モデル/脳機能結合/ベイジアンネットワーク/機械学習/産学連携/ネットワーク構造/脳画像/機能的結合/脳機能/うつ/うつ病/医師
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2026年2月10日
3
うつ病患者の脳内ネットワークにおける「独自性」の低下を発見
~個人の脳の「指紋」を指標とした新たな客観的診断法の開発に期待~
千葉大学子どものこころの発達教育研究センターのSiti Nurul Zhahara特任研究員、平野好幸教授、清水栄司教授、および広島大学大学院医系科学研究科の岡田剛教授らの共同研究グループは、うつ病患者を対象とした安静時機能的MRI注1)から、個人の独自性を示す脳の領域間の機能的なつながりのパターンである「機能的コネクトーム(Functional connectome; FC)独自性注2)」を解析しました。その結果、健常者と比較して有意に低下していることを明らかにしました。 「脳の指紋」とも呼ばれるこのFC独自性の低下は、特に前頭頭頂ネットワ...
キーワード:画像データ/身体感覚/産学連携/磁気共鳴/運動野/血流/前頭皮質/診断法/磁気共鳴画像/体性感覚/脳血流/機能的MRI/MRI/脳機能/うつ/うつ病/個別化医療/認知機能
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学総合生物
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発表日:2025年11月20日
4
ウニ幼生に光で行動を調節する脳のような神経細胞群が存在することを発見
脳を持たないとされてきたウニ幼生に、光で行動を調節する「脳のような」神経細胞群(中枢)を見いだしました。この神経細胞群は、脊椎動物の脳と一部共通する特徴が確認され、後口動物の共通祖先までさかのぼる脳機能の起源に関する新たな示唆を提供する結果となりました。  本研究は、ウニ幼生の前端部神経外胚葉に、非視覚性光感受性ニューロン(「見る」ためではなく、光を感じて応答する神経)の細胞群を同定しました。これにより、脊椎動物の脳に相当する「中枢」が、脳を持たないとされてきた棘皮動物(ウニ)にも存在する可能性が示唆されました。これらの神経細胞群は、光を感知するタンパク質である非視覚オプシ...
キーワード:産学連携/光受容/棘皮動物/オプシン/脊椎動物/ニューロン/中枢神経/脊椎/ゲノム編集/セロトニン/神経細胞/脳機能/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域生物学
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発表日:2025年9月10日
5
食習慣は脳機能に影響する
―長期間の高脂肪食の摂取による記憶能低下の仕組みを解明―
千葉大学大学院医学薬学府博士後期課程3年の岳桐氏、大学院薬学研究院の伊藤素行教授、殿城亜矢子准教授の研究グループは、高脂肪食の摂取などの食習慣が脳の神経細胞において、不要なタンパク質や損傷した細胞小器官を分解・再利用する仕組みである「オートファジー」や、分解酵素を用いて老廃物を処理する「リソソーム」の機能の低下を介して、記憶能を低下させることを明らかにしました。さらに、神経細胞内のオートファジーを活性化することで、高脂肪食による記憶低下が回復することを見出しました。本研究成果は、食習慣が脳機能に与える影響の理解を深める新たな知見を提供するとともに、オートファジー経路を標的とした介入が、記憶障害...
キーワード:産学連携/高脂肪食/オートファジー/リソソーム/神経細胞/神経変性/神経変性疾患/脳機能/食習慣
他の関係分野:複合領域
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発表日:2025年6月17日
6
神経性やせ症患者の「島皮質」における脳機能異常を解明
―食事制限をやめられない背景に味覚処理異常の可能性―
千葉大学子どものこころの発達教育研究センターの須藤佑輔特任助教、平野好幸教授、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究行動医学部の関口敦室長らの研究チームは、東北大学、京都大学、産業医科大学、九州大学との共同研究により、身体感覚や味覚処理を司る領域であり、神経性やせ症の病態への深い関与が疑われている大脳の島皮質の各領域で生じている脳機能異常を詳細に解明しました。その結果、神経性やせ症では「味を感じる」脳の領域である一次味覚野の機能低下や、味覚に対する嫌悪感の学習が成立しやすくなっていることを示唆する、脳の機能異常が生じていることが判明しました。これらの味覚処理異常は肥満恐怖やボディイメージ障...
キーワード:身体感覚/精神保健/産学連携/大脳/機能的結合/島皮質/脳機能
他の関係分野:情報学複合領域総合生物