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筑波大学 研究Discovery Saga
2026年9月7日

在宅医療患者の9割超が複数の慢性的な病気を持つ

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
工学医歯薬学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
持続可能/持続可能な開発/医師/高齢化/在宅医療/有病率
医療・健康


(Image by 1st footage/Shutterstock)

概要

在宅医療を受ける506人の患者を対象に、抱えている病気の数と体調が急に悪くなったときに受ける臨時往診との関係を調べました。その結果、94.7%が2つ以上の慢性的な病気を抱えており、病気の数が多い患者ほど、体調が急に変化したときの往診が必要になりやすいことが分かりました。
 高齢化が進む日本では、通院が難しい人の自宅などを医師が定期的に訪問して診療する「在宅医療」を利用する人が増えています。在宅医療を受ける患者の多くは、複数の慢性的な病気を同時に抱えているといわれていますが、その実態は十分に分かっていませんでした。
 そこで本研究では、東京都と茨城県の医療機関で在宅医療を受ける506人の患者を対象に、抱えている病気の数と体調が急に悪くなったときに医師が予定外に駆けつける往診(臨時往診)との関係を調べました。その結果、94.7%の患者が2つ以上の慢性的な病気を抱えており、抱える病気の数が多いほど、臨時往診が必要になる割合が高いことが分かりました。
 このことから、抱えている病気の数を把握することは、体調が変化しやすい患者を早めに見つけ、必要な備えをするための目安になる可能性が示されました。

PDF資料

プレスリリース

研究代表者

筑波大学医学医療系
舛本 祥一 講師
中山 元 客員研究員(兼:慶應義塾大学医学部 百寿総合研究センター 専任講師)

掲載論文

【題名】
Multimorbidity Among Patients Receiving Home Care in Japan: Prevalence, Levels, and Association With Emergency Home Visits
(日本の在宅医療を受ける患者における多疾患併存-有病率、レベル、臨時往診との関連)
【掲載誌】
Journal of General and Family Medicine
【DOI】
10.1002/jgf2.70170

関連リンク

医学医療系