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筑波大学 研究Discovery Saga
2026年8月7日

サッカーにおいて素早く次のパスへ移るための身体とボールの動きを解明

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
これまで経験や感覚に頼ることが多かったファーストタッチ技術に対し、初めて科学的根拠を示すものであり、育成年代からトップレベルまでのサッカー指導や選手育成、競技力向上に加え、AIやモーションキャプチャを活用したプレー評価技術への応用も期待
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学工学医歯薬学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
モーションキャプチャ/人工知能(AI)/持続可能/持続可能な開発/トラップ/コーチング/サッカー
医療・健康


(Image by makieni/Shutterstock)

概要

サッカーで「ファーストタッチ(パスを受けた最初のタッチ)」と呼ばれる技術の仕組みを三次元モーションキャプチャシステムで解析し、走りながらパスを受けてから次のパスへ移る一連の動作において、素早いプレーにつながる「良いファーストタッチ」技術の特徴を初めて科学的に示しました。
 サッカーでは、パスを受けた最初のタッチ(ファーストタッチ)の質が、その後のプレーの成否を大きく左右します。しかし、「良いファーストタッチ」とは具体的にどのような動きなのかについては、科学的な根拠がほとんどありませんでした。
 本研究では、大学サッカー選手を対象に、走りながらパスを受け、次のパスへ移る一連の動作を三次元モーションキャプチャシステムで解析し、素早く次のパスへ移っている場面に共通する身体とボールの動きの特徴を明らかにしました。その結果、ボールに触れる直前に足を過度に速く振り込まず、体幹を比較的起こした姿勢でボールを受け、トラップ後にボールを前方や上方へ大きく跳ねさせないことが、次のプレーへ素早く移る動きと関係していることが示されました。
 本成果は、これまで経験や感覚に頼ることが多かったファーストタッチ技術に対し、初めて科学的根拠を示すものであり、育成年代からトップレベルまでのサッカー指導や選手育成、競技力向上に加え、AIやモーションキャプチャを活用したプレー評価技術への応用も期待されます。

PDF資料

プレスリリース

研究代表者

筑波大学体育系
中山 雅雄 教授
リュウ リチョン コーチング学学位プログラム(3年制博士課程)

掲載論文

【題名】
Kinematic factors associated with first-touch control and trap-to-pass transition in football during a dynamic receive-to-pass task
(動的なボール受けからパスへの課題におけるファーストタッチコントロールおよびトラップからパスへの移行に関連するキネマティック要因)
【掲載誌】
Football Studies
【DOI】
10.1016/j.footst.2026.100071

関連リンク

体育系
コーチング学学位プログラム