新規創農薬ターゲットの創出を目指した昆虫性決定カスケードの標的遺伝子の網羅的解析
【研究分野】応用昆虫学
【研究キーワード】
性決定 / 性分化 / 性決定遺伝子 / 選択的スプライシング / de novo トランスクリプトーム / カイコ / 害虫防除 / W染色体 / 発生・分化 / CRISPR/Cas9 / ヒストン修飾 / ヒストンH3メチル化 / 自己スプライシング制御 / transformer-2遺伝子 / doublesex遺伝子
【研究成果の概要】
昆虫の性決定カスケードは、マスタースイッチ遺伝子、メモリーデバイス遺伝子、ダブルスイッチ遺伝子からなる。本研究により、カイコのマスタースイッチ遺伝子Femの本体を同定することに成功した。さらに、Impが雄としての性を記憶するメモリーデバイスとして働くこと、そしてその制御にはヒストンH3のメチル化が関わることを明らかにすることができた。本研究は、1世紀近くの長きに渡り謎であったカイコの性決定機構を分子レベルで詳細に明らかしたという点で注目に値する。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
青木 不学 | 東京大学 | 大学院・新領域創成科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【配分額】15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)