生活習慣病遺伝子を指標としたアジア地域での農耕・遊牧への遺伝的適応の実証研究
【研究分野】自然人類学
【研究キーワード】
ゲノム多様性 / 生活習慣病 / SNP / モンゴル人 / 適応 / ゲノム人類学 / 遊牧生活 / 遺伝的多型 / 農耕 / 遊牧 / 進化 / メタボリック症候群 / 環境適応 / 遺伝子 / 遺伝的多様性 / 自然選択 / 牧畜 / 内臓脂肪 / 東アジア
【研究成果の概要】
遊牧民族であるモンゴル人と、農耕を中心的な生業としてきた日本人では、肥満などの生活習慣病への感受性に大きな差を示す。このような差は、両集団が異なる生業に遺伝的に適応してきたことに部分的に由来すると考え、ゲノム人類学・遺伝疫学的解析を展開した。その結果、モンゴル人と日本人などの農耕民族の間で、アルコール代謝、脂肪酸代謝、糖新生・解糖などに関与する遺伝子群や、脂肪蓄積に関連する遺伝子セットが大きな遺伝的分化を示すこと、内臓脂肪蓄積に関連する遺伝子多型が東アジア人で正の自然選択を受けていたことが明らかになった。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【配分額】12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)