ミツバチ脳で新規に発見された「中間型」ケニヨン細胞のダンス言語における機能解析
【研究分野】動物生理・行動
【研究キーワード】
ミツバチ / 社会性行動 / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 / ゲノム編集 / mKast / 系統進化 / ローヤルゼリータンパク質 / 尻振りダンス / PLCe / Mblk-1 / Mlr / NOL4
【研究成果の概要】
ミツバチ脳のキノコ体を構成するクラスIケニヨン細胞は、大型・中間型(mKastを発現)・小型の3つに分類される。本研究では、これらサブタイプの機能と進化の解析を行った。
1)その結果、mKastは成虫の様々な脳機能に関与することを示唆した。2)世界で初めて、ミツバチでゲノム編集法を確立した。3)ケニヨン細胞サブタイプは、原始的なハバチ(1つ)から、寄生性のコマユバチ(2つ)、スズメバチ・ミツバチ(3つ)と増えており、行動進化と相関する可能性がある。
本研究成果は中間型ケニヨン細胞の生理機能の理解だけでなく、神経生物学一般の進展にも寄与する、国際的にも重要な知見である。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)