原生代の温暖化:下部地殻岩石に見る大規模脱二酸化炭素イベントの証拠と表層環境変動
【研究分野】地球システム変動
【研究キーワード】
原生代 / 温室効果 / 脱炭酸反応 / 下部地殻 / 環境変動 / 地質学 / 二酸化炭素 / 地殻流体 / 流体包有物 / ジルコン / グラニュライト / 超高温変成岩
【研究成果の概要】
南インド・ケララ州と北米アディロンダック山地の下部地殻岩について,地質調査,薄片観察・記載を行なった。各試料についてCO_2流体包有物が,ざくろ石やジルコンなどの鉱物に包有されていることが明らかになった。地球史を通した岩石圏CO_2循環と表層環境を結合した数値モデルを構築し,原生代の脱炭酸イベントが表層気温に与えた影響を議論した。沈み込み帯のCO_2の挙動を議論するために,沈み込み帯の温度構造推定に関する新たな手法を開発した。以上の成果を,学会発表(6件)と論文(13件)で発表した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
サントッシュ M. | 高知大学 | 理学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
上野 雄一郎 | 東京工業大学 | 大学院・理工学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)