タイ低地熱帯季節林の森林タイプの成立要因と降水量シフトによる森林機能への影響評価
【研究分野】自然共生システム
【研究キーワード】
熱帯季節林 / タイ / 生理機能データベース / 土壌 / 山火事 / 乾季 / 土壌呼吸 / タケ / 天然林 / 土壌タイプ / 森林機能 / 温暖化 / 竹 / 降水量変動 / 光合成 / フェノロジー / 森林火災 / 気孔コンダクタンス / 木部道管 / キャビテーション / 炭素貯留 / 蒸散流 / 降水量シフト / 炭素循環 / 開花フェノロジー / Mixed Deciduous Forest / エルニーニョ / Dillwnia parviflora / 乾燥 / Dry Evergreen Forest / Dry Dipterocarp Forest / 降水変動 / 環境変動 / 栄養塩
【研究成果の概要】
タイの常緑樹林、2つの異なったタイプの乾季落葉樹林といった3つの森林タイプで、そこ生育する樹木種の林冠葉の生理特性を網羅的に調べた。また乾季落葉樹林の乾季に頻発しておこる山火事の温度特性や山火事による樹木の枝の通水性、葉のフェノロジー、土壌呼吸に与える影響を評価し、さらに3種の竹が共存する森林で、一斉開花・枯死後13年間の竹の動態を調べた。これらの結果、タイの土壌タイプの違いと樹木の生理特性は密接に関係していることがわかった。そのため、温暖化による環境変動や人為的圧力の増大による土地改変や山火事頻度の増加は、森林と環境との間の密接な関係を壊し、森林を衰退させる可能性が高いことを示した。
【研究代表者】