沖縄戦と米国の沖縄占領に関する総合的研究
【研究分野】政治学
【研究キーワード】
沖縄 / 琉球 / 沖縄戦 / 太平洋戦争 / 沖縄占領 / 移民 / 農地改革 / 基地 / アジア太平洋戦争 / 米国 / 引き揚げ / 米軍基地 / 日米関係 / 日中関係 / 戦後政治
【研究成果の概要】
1 沖縄戦の実態に関して、とくにその戦時体制の具体的内容として、県知事・軍司令官などの官民一体論を明らかにした。また、沖縄戦時における秘密戦の重要性に関して指摘した。
2 沖輝戦後の沖縄および東アジア情勢に関して・アメリカの統治政策の概要・基地建設の実態・韓国を含む東アジアにおけるアメリカのプレゼンス、といった問題に関してそれぞれの重要性を指摘しつつ検討した。
3 アメリカの占領下における沖縄の内部構造に関して、地域社会と地方行政の関係、那覇港近くに形成された「みなと村」に関する事例研究、葦地の形成によって生じた土地問題、琉球政府の成立、といった観点からの分析の重要性、有効性を指摘した。
4 環球の国際的地位に関する諸問題に関して、その分析視角として、信託統治論や独立論について検討すべきことを提起した。
5 サンフランシスコ講和条約に対する琉球の反応として、本土復帰運動への影響、沖縄における政党の活動への影響、世論の動向などについて検討した。
【研究代表者】