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嗅覚
に関するサイレントキーワード
脳・神経
が含まれる科研費採択研究5件
嗅覚
に関するサイレントキーワード
脳・神経
が含まれる科研費採択研究 5件
インスリンシグナルが嗅上皮障害後の再生過程に与える影響の検討
【研究分野】耳鼻咽喉科学
【研究領域課題番号】
17K11354 (KAKENデータベースで見る)
【研究キーワード】
嗅覚
/ インスリン / 嗅上皮 / 細胞死 /
脳・神経
/ 生理学 / 臨床
【研究成果の概要】
嗅上皮障害後に新生する嗅細胞の分化・成熟過程にインスリンシグナルがどのような影響を及ぼすのかを検討した。その結果インスリンが欠乏した糖尿病マウスでは、嗅上皮障害後の再生が遅延することを明らかになった。障害後に新生した嗅細胞はインスリンシグナルに依存して分化、成熟するが、特に障害後8-13日目のインスリンシグナルが嗅上皮の修復に重要であった。今後、嗅上皮障害患者に対するインスリン点鼻投与による治療法の開発が期待される。
【研究の社会的意義】
嗅上皮障害後の再生過程に、インスリンシグナルが重要な役割を果たしていることが明らかになれば、嗅上皮障害患者に対する治療法の開発が期待できる。インスリン点鼻投与によって、新生した未熟な嗅神経を効率的に成熟嗅細胞に分化させることができると予想する。本研究は、
嗅覚
障害患者に対するインスリン点鼻補充療法の臨床応用へと展開するための基盤研究となる。
【研究代表者】
菊田 周 東京大学 医学部附属病院 講師
(Kakenデータベース)
【研究分担者】
近藤 健二
東京大学
医学部附属病院
准教授
(Kakenデータベース)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
マウス
嗅覚
系におけるシナプス形成特異性の検証
【研究分野】神経解剖学・神経病理学
【研究領域課題番号】
16H06144 (KAKENデータベースで見る)
【研究キーワード】
神経回路形成 / 神経科学 /
嗅覚
/ 発生 / 分子生物学 / 神経活動 / カルシウムイメージング / 神経発生 / 自発活動 / 電気生理学 /
嗅覚
受容体 / 神経回路 / シナプス / 回路形成 / シナプス特異性 / 発生学 /
脳・神経
【研究成果の概要】
高等動物が外界の情報に対して適切な行動を選択するためには、発生の過程で脳に存在する神経回路が個体差なく正確に形成される必要がある。神経回路は、遺伝子に規定されたプログラムに加えて、臨界期に生じる神経活動による精緻化を経て完成される。この回路構築の具体的な分子メカニズムの理解は、動物の先天的な行動と学習によって変化する可塑的な行動原理を理解する上で重要な示唆を与える。
一般に回路の精緻化は、神経細胞間の同期的な発火活動によると多くの教科書に記載されている。しかし我々はカルシウムイメージング及び光遺伝学による神経活動の観察、操作を通じて、新しい神経活動依存的な回路形成メカニズムを明らかにした。
【研究の社会的意義】
ヒトを含む高等動物の脳は、複雑かつ精緻な神経回路を用いて感覚入力情報に対して適切な出力行動を行う。この情報処理を担う神経回路の破綻は、精神・神経疾患の原因であることから、神経回路形成のメカニズムを解明することは基礎科学のみならず臨床の分野において重要な示唆を与えうる。
一般に高等動物の神経回路は、遺伝的プログラムに加えて臨界期に生じる神経活動に依存した回路の精緻化を経て完成される。この活動に依存した回路の可塑的な変化は、神経細胞間の同期的な発火活動による(ヘブ則)と多くの教科書に記載されている。しかし今回我々は、既存のヘブ則に当てはまらない新規の活動依存的な回路構築のメカニズムを明らかにした。
【研究代表者】
竹内 春樹 東京大学 大学院薬学系研究科(薬学部) 特任准教授
(Kakenデータベース)
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【配分額】24,700千円 (直接経費: 19,000千円、間接経費: 5,700千円)
ヒト
嗅覚
受容体の新規リガンド同定法の確立
【研究分野】神経化学・神経薬理学
【研究領域課題番号】
16K14576 (KAKENデータベースで見る)
【研究キーワード】
嗅覚
/ 神経細胞 /
嗅覚
受容体 / 直接変換法 / リガンド / 匂い / 神経科学 /
脳・神経
/ ゲノム
【研究成果の概要】
ヒト
嗅覚
受容体のリガンドを同定することは、ヒトの匂い受容の理解にとって必須である。本申請課題では、ヒト
嗅覚
受容体のリガンドを同定するアッセイ系の確立するため、ヒト嗅神経をin vitroで作出する方法を計画した。発生期の
嗅覚
神経細胞の遺伝子発現プロファイルデータから候補となる転写因子を絞り込んだ。現在、レンチウイルスを用いてヒト線維芽細胞に遺伝子導入し、
嗅覚
神経細胞への分化誘導を試みている。
【研究代表者】
竹内 春樹 東京大学 大学院薬学系研究科 研究員
(Kakenデータベース)
【研究分担者】
中嶋 藍
東京大学
大学院薬学系研究科(薬学部)
特任助教
(Kakenデータベース)
【研究協力者】
中嶋 藍
東京大学
大学院薬学系研究科
特任助教
(Kakenデータベース)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
MRIに基づく匂いやフェロモンを識別する嗅神経回路の解析
【研究分野】応用生物化学
【研究領域課題番号】
26450129 (KAKENデータベースで見る)
【研究キーワード】
匂い / フェロモン /
脳・神経
/ MRI /
嗅覚
/ 嗅球 / MRI / 副嗅球
【研究成果の概要】
多くの動物は、種の保存や生命の危機回避において、
嗅覚
を通じて外界から様々な情報を得ている。匂い物質やフェロモンといった化学物質がその情報の担い手であり、情動や行動、生理的変化を惹き起こす。
本研究において、マウス脳内における匂い物質やフェロモン様物質に対する応答を、機能的MRI手法により捉えることに成功した。繰り返しの
嗅覚
刺激に呼応して周期的に信号変化が生じる脳内部位を抽出する解析手法を確立し、これを適用することにより、応答部位を同定した。刺激物質に応じて異なる脳領域に応答が見られた。
【研究代表者】
吉永 壮佐 熊本大学 大学院生命科学研究部(薬) 講師
(Kakenデータベース)
【研究連携者】
寺沢 宏明
熊本大学
大学院生命科学研究部(薬)
教授
(Kakenデータベース)
東原 和成
東京大学
大学院農学生命科学研究科
教授
(Kakenデータベース)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
マルチスケール分析による
嗅覚
系神経回路の基本デザインの解明
【研究分野】動物生理・行動
【研究領域課題番号】
18370028 (KAKENデータベースで見る)
【研究キーワード】
昆虫 /
脳・神経
/ 遺伝子 / 神経科学 / 生理学 /
嗅覚
【研究成果の概要】
生物の匂い識別機構を理解するために,カイコガの
嗅覚
一次中枢である触角葉の構成神経を対象として,マルチスケール分析を行った.まず,触角葉を構成する糸球体の再構成を行い,空間的位置情報から糸球体を個体間で同定する技術を確立した.つづいて投射神経の匂いに対する神経活動を糸球体に再構成することで,匂い情報が糸球体の時空間的な活動パターンによって表現されていることを示した.さらに局所介在神経の網羅的形態分析から,これらの特性が領域特異的に分枝する局所介在神経の動作によることを示唆した.
【研究代表者】
神崎 亮平 東京大学 先端科学技術研究センター 教授
(Kakenデータベース)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【配分額】13,800千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 2,100千円)