内因性nAChR活性化蛋白質SLURP-1のT細胞分化に及ぼす作用の薬学的研究
【研究分野】薬理系薬学
【研究キーワード】
nAChR / アロステリック・リガンド / Treg / Th1 / Th2 / GTS-21 / alpha7 / DO11.10マウス / T細胞分化 / alpha7 nAChR / 抗原提示細胞 / 制御性T細胞 / エフェクターT細胞 / SLURP-1 / Th分化 / Th17 / α7 nAChR / アロステリック・リガンド / T細胞 / 分化
【研究成果の概要】
Alpha7 nAChR(a7)作用薬GTS-21とアロステリック・リガンドSLURP-1(rhSLURP-1)のT細胞分化誘導に及ぼす作用を検討した.DO11.10マウスの脾細胞を卵白アルブミン(OVA)またはOVAペプチドで抗原提示細胞(APC)依存的にT細胞の分化を活性化させた.GTS-21は,OVA刺激でTregへの分化を抑制したが,OVAペプチドでは促進させた.rhSLURP-1はいずれでも作用を示さなかった.a7刺激は,①APCでは抗原処理を阻害して分化誘導を抑制し,②分化活性化T細胞では分化を促進する.rhSLURP-1は種差により,作用を発現しなかった可能性がある.
【研究代表者】