In vivoイメージングによるプルキンエ細胞樹状突起形態形成メカニズムの解明
【研究分野】神経科学一般
【研究キーワード】
樹状突起 / in vivoイメージング / プルキンエ細胞 / 神経科学 / 小脳 / 形態形成 / 神経活動
【研究成果の概要】
神経細胞樹状突起の形成機構の解明は、神経系の正常機能や疾患の理解に重要な課題である。本研究では、小脳プルキンエ細胞を用いて樹状突起形成のメカニズム解明を目指した。プルキンエ細胞は生後2週目に成熟型樹状突起を発達させる。その過程でRORalpha遺伝子が枝分かれおよび突起のスパイン形成に必須であること、また、神経活動が不要な一次突起の除去および、突起の同一平面上への伸長を制御することを見出した。さらに、2光子顕微鏡を用いたin vivoイメージング法により、脳内で樹状突起が成熟する過程を経時的に可視化した。これらの成果は、哺乳類神経系における樹状突起形成機構の解明に貢献すると考えられる。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)