免疫系臓器に特異的に発現するmiR-142ファミリーを用いた長期虐待診断法の開発
【研究分野】法医学
【研究キーワード】
長期ストレス / 過労死 / 高齢者虐待 / 長期ストレスマーカー / マウス / miR-142-3p / 慢性的ストレス / miR-142 family / Zfpm2 / Dbx2 / Arntl / Robo1 / 慢性ストレス
【研究成果の概要】
DVや高齢者虐待等の「成人虐待」が社会的にクローズアップされ、潜在的なケースは相当数と推定されている。 ところで、法医実務での成人虐待は、長期間持続された「身体的虐待」や「ネグレクト」と考えられる。
研究者らは免疫臓器に発現が顕著なことを明らかにしているmiR-142 familyが種々の検討にて、長期ストレスのマーカーとなりうることが示唆された。miR-142-3pについてマウスストレスモデル胸腺を用いて検討を行い、長期ストレス群のみにて増加しており、miR-142-3pがマウスにおける慢性的なストレス暴露を証明する法医分子病理学的診断マーカーであることを明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
山本 琢磨 | 長崎大学 | 医歯薬学総合研究科(医学系) | 講師 | (Kakenデータベース) |
梅原 敬弘 | 長崎大学 | 医歯薬学総合研究科(医学系) | 助教 | (Kakenデータベース) |
坪井 貴司 | 東京大学 | 大学院総合文化研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)