ヒト二足立位歩行の脊髄神経機構-ニューロリハビリテーションへの応用をめざして-
【研究分野】リハビリテーション科学・福祉工学
【研究キーワード】
歩行 / 脊髄損傷 / リハビリテーション / 脊髄運動ニューロン / 脊髄 / 運動制御
【研究成果の概要】
本研究の最終的な目的はヒトの二足立位歩行制御に関与する脊髄神経機構の構造と機能を解明することであった。この目的に近づくために、水中受動ステッピング実験、脊髄機能マップ実験、多髄節脊髄反射誘発実験、など多方面からの実験を行った。
その結果、脊髄の歩行関連神経回路に対し、荷重に関連する体性感覚情報は促通性の影響があり、動きに関連する体性感覚情報は下肢筋群の脊髄反射全般に対し強い抑制作用があることが明らかとなった。さらに歩行時の下肢筋活動は脊髄の吻尾方向全体の神経回路から出力されることが示唆された。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)