オリゴデンドロサイトによる神経回路調節機能
【研究分野】融合基盤脳科学
【研究キーワード】
ニューロングリア相互作用 / オリゴデンドロサイト / オプトジェネティクス / カルシウム / 海馬 / 線条体 / 神経伝導 / オプトジェネィクス
【研究成果の概要】
本研究ではオリゴデンドロサイトを単に神経伝導を速めるだけの絶縁体とみなすのではなく、神経活動量に応じて伝導速度を調節し神経回路と行動を制御しうる動的な構成要素であるとの仮説にのっとった。オリゴデンドロサイトは神経活動に伴って脱分極性の応答をすることが知られている。光遺伝学をオリゴデンドロサイトに駆使して神経活動にともなう脱分極性変化を模倣したところ、10分間程度の伝導速度の増加と、その後におこる数時間の軸索の興奮性増加が見られた。オリゴデンドロサイトが軸索機能を短期、長期に制御することが明らかになった。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
山崎 良彦 | 山形大学 | 医学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】27,820千円 (直接経費: 21,400千円、間接経費: 6,420千円)