肝癌発症予防を目的とした肝癌関連分子MICAの小分子核酸による発現制御法の開発
【研究分野】消化器内科学
【研究キーワード】
MICA / 免疫療法 / 肝癌 / 自然免疫 / 癌 / NKG2D / NK細胞 / 核酸
【研究成果の概要】
当研究者らは、ゲノムワイドアソシエーションスタディ(GWAS)解析で、1394例のC型肝炎罹患者と5486例の非感染者のサンプルを用いてC型肝炎感染から肝臓癌を発生しやすい宿主因子としてMICA遺伝子の上流に位置するSNPを 同定し報告した(Nat Genet. 2011)。本研究ではmicroRNA25-106クラスターに由来するmicroRNAがMICA遺伝子の発現量を負に制御しうることを同定した。また、CRISPR-Cas9系を用いて Cas9に VP16の転写活性化ドメインを融合した蛋白を用いた遺伝子編集手法の応用によってMICA遺伝子座からの転写を10倍以上高めることに成功した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
大塚 基之 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)