原始脊椎動物における視床下部-下垂体制御機構の理解とその進化的基盤を探る
【研究分野】形態・構造
【研究キーワード】
下垂体 / ホルモン / 無顎類 / 進化 / 成長ホルモン / 分子進化 / 内分泌系 / 内分泌 / 視床下部 / 生理現象
【研究成果の概要】
ヌタウナギ(Eptatretus burgeri)の下垂体の次世代シーケンス解析により、GHをコードする遺伝子の全長配列を同定した。推定されるアミノ酸配列は203残基であり、第75位、177位、194位、202位のアミノ酸にシステイン残基が認められ、これらがGH分子の立体構築に寄与していると推察された。また、第109位から122位までのアミノ酸配列から合成ペプチドを作出し、ウサギに免疫し、抗血清を得た。作出した抗血清を用いた免疫組織化学染色により、成熟個体の腺下垂体を構成する細胞隗の周辺部の細胞に免疫陽性反応が認められた。現在、GH遺伝子の発現部位の同定やGH分子の機能解析を進めている。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
森山 俊介 | 北里大学 | 海洋生命科学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
兵藤 晋 | 東京大学 | 大気海洋研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)