磁性化抗生剤の開発
【研究分野】薬理学一般
【研究キーワード】
抗生剤 / 磁性 / ドラッグデリバリー / 薬理学 / 微生物
【研究成果の概要】
金属材料評価技術を医薬品化合物へ応用した結果、磁性を持つ医薬品化合物が同定されたが、強い毒性を持つ。その後の医化学連携により、毒性を減弱させ磁性だけを持つ化合物が合成された。本申請では、我々はこの磁性を持つ化合物を検討し、既存の医薬品、とくに抗生物質の磁性化を検討した。合成された磁性アンピシリンはこれまでの検討では磁性を持ち、強度は高くないが磁石にくっつく性質を有していることが分かった。これらの結果から、アンピシリンが磁性化された可能性を示すことが分かった。そこで今後の検討において、アンピシリンの力価の検討だけでなく、磁場による抗菌作用の誘導作用を含めて検討することが必要と考えられた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
垣内 史敏 | 慶應義塾大学 | 理工学部(矢上) | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)